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メールマガジン : 【メルマガ】 ♪♪とっとりさんぽ メールマガジン 第79号 H26.12月号♪♪

投稿日時:

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とっとりさんぽ メールマガジン
第 79号 : ◆ 2014.12.10 ◆
発 行 : 鳥取産業保健総合支援センター
所 長 : 川 﨑 寛 中
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■□■ 今月のお知らせ ■□□
♪ 1. 『相談員のさんぽ道』…『人口減少社会とマタハラ』 黒沢 洋一
♪ 2. 『研修会のご案内』…産業医研修会・産業保健研修会
♪ 3. 『トピックス』…建設機械による労働災害防止のための緊急再点検の実施を要請
♪ 4. 『その他のお知らせ』…地域産業保健センターとは
♪ 5. 編集後記… 所長 川﨑 寛中
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♪ 1. 相談員のさんぽ道
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『人口減少社会とマタハラ』
産業医学相談員/鳥取大学健康政策医学分野教授 黒沢 洋一

今春、「2040年に自治体の半数消滅の恐れ 人口減で存続厳しく、各種推計、政策見直
し迫る」という見出しで、元総務相で東大の増田寛也客員教授らの2040年には全国1800市
区町村の半分の存続が難しくなるとの予測が紹介された。2040年には全国の約半数にあた
る896の市区町村で、出産に適した年齢といえる20~39歳の女性が5割以上減り、このうち
523市区町村は人口が1万人未満になり、こうした自治体は女性が生涯に産む子どもの数
が増えても人口を保てず、「消滅するおそれがある」とした。一方、人口が流入する東京は、
一人の女性が一生に産む子供の平均数を示す合計特殊出生率が1.09(2012年全国平均
1.41)と全国で最も低く、流入する若者を「使い捨て」にしていると指摘する。逆に、人口が流
失している地方のほうが、まだ子育てをしやすい環境にあり、それが地方創成のキーポイン
トになると考えられる。

先日、妊娠を理由に降格されたのは男女雇用機会均等法に反するとして、理学療法士の
女性が運営元に損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は、女性側敗訴とした
1、2審判決を破棄し、審理を広島高裁に差し戻した。女性が妊娠や出産を理由として解雇
や雇い止めになる「マタニティーハラスメント(マタハラ)」が社会的に問題となっている。20~
39歳代の女性が、仕事か妊娠かの選択を迫られ、非常に酷な状況に置かれているというこ
とだ。

人口学で重要な指標がある。それは、純再生産率である。ひとりの女子が一生の間に何
人の女子を産むかという数を推定したものである。この指標は、合計特殊出生率ほど一般
に目にしないが、極めて重要な指標である。生物学的に人口を考えると、男性はさほど重要
ではないようだ。この値が1.0以下だと、将来必ず人口が減少する。我が国は、1970年代か
らこの値が1.0を下まわり、現在0.67である。人口減少社会到来は、40年以上も前からわか
っていたことだ。わかっていながら、何ら手を打っていないことが問題なのである。
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♪ 2-1. 産業医研修会のご案内(当センター主催分・単位は生涯単位のみ)(受講料無料)
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▼『東部会場』
日 時: H26.12/11(木)14:00~16:00
テーマ:①「職場メンタルヘルス対策における産業医の役割」(労働衛生関係法令相談員 中野 聡)
テーマ:②「面接の実際と留意点」(東部地域産業保健センター運営主幹 森 英俊)
会 場: 鳥取県東部医師会館 第2会議室 (鳥取市富安1丁目75)
単 位: 生涯・専門 (2単位)

▼『西部会場』
日 時: H26.12/18(木)14:00~16:00
テーマ:①「職場メンタルヘルス対策における産業医の役割」(カウンセリング相談員
芦村 浩)
テーマ:②「面接の実際と留意点」(産業医学担当相談員 黒沢 洋一)
会 場:米子コンベンションセンター 第4会議室 (米子市末広町294)
単 位: 生涯・専門 (2単位)

※お申込み、研修会の詳細の確認は以下よりお願いします。一度に複数回の申込みが可能です。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=74   TEL 0857-25-3431
※該当する研修会会場をご確認下さい。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=954
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♪ 2-2. 産業保健研修会のご案内 (当センター主催分)(受講料無料)
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参加お待ちしております。
▼『西部会場』
日 時: H27.1/15(木) ①14:00~14:30 ②14:30~16:00
テーマ:① 『ゲートキーパーについて』(鳥取県西部総合事務所 福祉保健局職員)
テーマ:② 『うつ病の理解と対応』(鳥取大学医学部精神行動医学分野助教 松村
博史)
会 場:米子コンベンションセンター 5F 第5会議室

日 時: H27.2/20(金)13:30~16:00
テーマ: 『職場で活かすスレトス調査と心の健康づくり計画のたて方(実習)』(カウンセリング相談員 芦村 浩)
会 場: 米子コンベンションセンター 5F 第5会議室

日 時: H27.3/6(金)14:00~16:00
テーマ: 『安全衛生活動計画の作成について』(労働衛生工学相談員 田岡 隆夫)
会 場: 米子コンベンションセンター 5F 第5会議室

▼『東部会場』
日 時: H27.2/12(木) ①14:00~15:00 ②15:00~16:00
テーマ: ① 『睡眠から気づく心の健康、ゲートキーパーについて』(鳥取県東部福祉保健事務所職員)
テーマ: ② 『新型うつ病の理解と対応』(メンタルヘルス相談員 岡田 浩子)
会 場: さざんか会館 1F 第1会議室(鳥取市)

日 時: H27.2/27(金)13:30~16:00
テーマ: 『職場で活かすスレトス調査と心の健康づくり計画のたて方(実習)』(カウンセリング相談員 芦村 浩)
会 場: さざんか会館 1F 第1会議室(鳥取市)

日 時: H27.3/13(金)14:00~16:00
テーマ: 『安全衛生活動計画の作成について』(労働衛生工学相談員 田岡 隆夫)
会 場: さざんか会館 1F 第1会議室(鳥取市)

※お申込み、研修会の詳細の確認は以下よりお願いします。一度に複数回の申込みが可能です。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=74    TEL 0857-25-3431
※該当する研修会会場をご確認下さい。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=954
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♪ 3. トピックス (厚生労働省ほか)
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▼『建設機械による労働災害防止のための緊急再点検の実施について』(鳥取労働局)
※職場の安全を担当する方に、情報の共有・連絡をお願いします。
平成26年12月3日(水)に大山町で発生した死亡災害を受け、鳥取労働局は関係機関に対し、
「建設機械による労働災害防止のための緊急再点検の実施」を要請しました。
http://tottori-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/_119876/_120195.html

▼『有機溶剤を取り扱う事業者の皆様へ』(鳥取労働局)
※平成27年1月1日から、「有機溶剤による中毒が発生したときの応急処置」に関して、
掲示内容が変わりますので、ご注意ください。
http://tottori-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/_119876/_120177.html

▼『ゼロ災55無災害運動実施中!!』 H26.11/7~年末までの55日間(鳥取労働局)
各事業場の労使が一体となって無災害運動を推進し、新たな決意を持って
新年を迎えていただくことを願って「ゼロ55無災害運動」を実施中です。
http://tottori-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/_119876/_120173.html

▼『平成26年労働災害発生状況(速報)11月末』 (鳥取労働局)
http://tottori-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/topics/_119876/_120200.html
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♪ 4. その他のお知らせ
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▼『地域産業保健センターとは』
労働者数50人未満の産業医の選任義務のない小規模事業場の事業主や、そこで働く
人を対象とした産業保健サービスを行っております。
主に、労働安全衛生法で定められた健康診断後の異常の所見があった労働者に関して
必要な就業上の措置について医師からの意見を聴くことができます。
その他、長時間の時間外労働等を行った労働者に対する医師の面接指導、個別訪問
による産業指導の実施、メンタルヘルスを含む労働者の健康管理に係る相談を行う
ことができます。

【東部地域産業保健センター】 TEL0857-29-2255
【中部地域産業保健センター】 TEL0858-23-2651
【西部地域産業保健センター】 TEL0859-22-3570
詳細はhttps://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=272

▼『メンタルヘルス対策のページに職場復帰支援の項目を追加しました』
事業場内での復職手順の制度化が必要となってきています。
職場復帰支援プログラムのサンプル等を掲載しました。
詳細はhttps://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=100#s001

▼『講師斡旋とメンタルヘルス対策支援申込について、
HPから直接お申込みいただけるようになりました』
講師斡旋・研修共催申込
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=71
メンタルヘルス対策支援申込
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=100
上記のページの”申込方法”のところから入れます。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=1362
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♪ 5. 編集後記 所長 川﨑 寛中
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いよいよ慌ただしい師走に入りましたが、産業保健従事者は自分の健康管理、
特にインフルエンザ、風邪、感冒性胃腸炎などの予防や早期治療に十分配慮し
ながら、仕事納めまで充実した一年を締め括ってください。
鳥取労働局では、死亡災害が多発する年末に集中的な取り組みとするために、
今年度から一か月前倒し、11月7日から年末までの55日間にわたって、第26
回目の『「ゼロ災55」無災害運動』を展開中です。産業保健従事者は事業場の
経営トップと連携して、この期間中に職場安全衛生パトロールを実施してください。
詳細は当総合支援センター及び鳥取労働局のホームページをご覧ください。

10月30日(木)、31日(金)に、平成26年度(第19回)産業保健調査研究発
表会がソリッドスクエアホール(川崎市)で開催されました。当総合支援センター
からは、相談員の黒沢洋一主任研究者が川﨑寛中、岩本桂子、細田武伸各研
究者との共同研究のもとに、「鳥取県のメンタルヘルスの取り組み状況~平成
19年度調査との比較~」について発表し、その中で、メンタルヘルス対策を実
施している事業場は全体の67%であり、平成19年の調査に比較して1.5倍に
増加していること、今後、メンタルヘルスに取り組めていない事業場に対する指
導や支援が必要なことなどを報告しました。詳しくは当総合支援センターホーム
ページをご覧ください。

今月は歳末助け合い運動に始まって、職場や同好会、友達間で忘年会が続き
ます。お酒を飲んでお酒に飲まれずという楽しい食事会にしてください。
※HP~「12月によせて」も併せてご覧ください。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=173
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鳥取産業保健総合支援センターでは、今後も随時このような形式で、毎月10日頃
<メールマガジン>を配信させていただきます。
新規に配信希望、配信先変更、配信停止の場合は下記フォームよりご連絡をお願いいたします。
https://www.tottoris.johas.go.jp/?page_id=101
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♪<メールマガジン発行者>
(独)労働者健康福祉機構 鳥取産業保健総合支援センター
〒680-0846
鳥取市扇町115-1 鳥取駅前第一生命ビルデイング6階
TEL 0857-25-3431 FAX 0857-25-3432
E-mail: info@tottoris.johas.go.jp
URL: https://www.tottoris.johas.go.jp/
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