所長のメッセージ
: 平成27年1月によせて
鳥取産業保健総合支援センター 所長 川﨑 寛中
あけましておめでとうございます。
まず初めに今年も、皆様におかれましては健康で素晴らしい一年でありますようお祈り申し上げます。今年の干支は未(羊)年ですから、羊のように穏健正直でありながら、前向きに仕事を進めつつ未完成の自分を一歩でも成長させてください。
鳥取産業保健総合支援センターは昨年4月より、事業場における産業保健活動の支援、メンタルヘルス対策の普及と促進、及び地域産業保健センター業務を遂行して労働者の健康管理に努めています。今年も、私ども職員は働く人の健康管理に携わる産業保健従事者とともに、鳥取県医師会、労働局、関係諸団体のご協力ご支援を賜りながら、産業保健の推進に尽力してまいります。
正月「三が日」の新聞、テレビ等の論調を拝見しますと、国民の最大の関心事は景気回復と地方創生にあるようです。アベノミクス効果が地方まで波及して、鳥取でも一段と雇用が拡大する政策と、労働者がイキイキ職場で元気に働いて地域衰退を防ぐ施策が待たれます。
近年、わが国の労働市場は改善されつつあり、一方では15歳以上の労働力人口の低下と相まって、事業場では定年後も働ける継続雇用制度が広く普及しています。事業場においては労働者の健康確保が健全経営につながることが認識されてきました。古来「医食同源」と言われ、食物が体内に入り、人のさまざまな機能に影響を及ぼす食生活のあり方が生活習慣を形成しています。がんや脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は食事要因によってその発症が大きく左右されますので、食事を通じて生活習慣を是正しながら、いい仕事で成果を出してください。
大寒の1月20日頃が一年で最も寒い季節ですが、このような時期にはお風呂が一番で、ゆっくり入浴すると疲労回復と心身のリフレッシュのほか、安眠や小じわ予防に効果があります。